夫が不倫中の夫婦関係の修復について
こんにちは。
カウンセラーのNAOKOです。
夫が不倫をしていると、なんとか不倫を止めてもらいたくて、戻ってきてもらいたくて、
「夫婦関係の修復をしないと・・」と焦る気持ちになってしまうことがあります。
「夫が不倫をした=自分にも至らないところがあったのでは?だから夫は不倫に走ったのかも・・」
自分さえ変われば(改善すれば)夫は戻ってくるかもしれないという「希望」を見出したくなることもあります。
ただ、夫の不倫という行為は、「妻の責任」ではありません。
確かに、夫が不倫に至る前は、夫婦間のすれ違いやお互いに不満を溜めていたこともあったかもしれません。
だからといって不倫をしてもいい理由にはなりませんし、最終的には夫が妻と向き合うこともせずに「不倫という行為」に走ってしまったのです。
夫が不倫に至る前にどのような夫婦の関係性であったとしても、「修復」や「再構築」というのは「夫の不倫が終わって、2人が同じスタートラインに立ってかから」考えることが大切です。
「夫の不倫問題に対処するためのサポートブック」では、「夫に自分の気持ちを伝えるポイント」の中の1つに、「夫が不倫を止めてくれた場合、夫婦としての改善点を伝えることも大切です(P74)」と書いています。
ただ、これは「伝える」に留めるだけであって、夫が不倫中に行動で示してしまうと「逆効果」になってしまうことがあります。
「改善点を伝える気持ちにもなれない」と感じているときは、無理に伝える必要はありません。そのときは、この部分は飛ばして下さいね。
ケースバイケースなのですが、夫が不倫をしていて妻に対しての態度がガラリと変わっている場合は、夫の中での罪悪感や後ろめたさが強いときです。
そのときに、「良い妻」をがんばってしまったり、「自分を変えようと」と思って、夫に対してがんばり過ぎてしまうと、夫が抱えている罪悪感を強く刺激してしまいます。
全く罪悪感がないのは困るのですが、罪悪感を抱えすぎているときに妻の方から歩み寄りを強くしてしまうと、益々夫が避けようとしてしまうことも多いんですね。
一方で、妻といるときは何ら態度が変わらずにへらへらしているタイプの夫の場合、良い妻をがんばってしまうと「調子に乗ってしまう」ことがあります。
不倫相手と家庭と両方とも上手くやろう!上手くできているじゃないか!と勘違いすることもあります。
この場合、不倫に対する罪の意識は低いので、逆に多少厳しく対処することも大切です。
何より、妻が悪くて夫は不倫に走っているのではないので、夫が不倫中の場合は「良い妻をがんばりすぎない」で荒波が落ち着くのを待つことが必要な時期もあります。
不倫は他の依存症と似通った面を持ち合わせています。脳内では刺激ホルモンがたくさん放出されているので、何をしても難しい時期もあるんですね。
夫の態度が大きく変わっている間は、がんばりすぎないで荒波が落ち着くのを少し待ちましょう。
その間は、不安でたまらないと思うので、周りの方に支えてもらいましょうね。
一番信頼していたはずの夫が「不倫という行為をした事実」は簡単に許せるものではないと思うんです。
愛情には様々な形がありますが、それと同時に憎しみや怒りも強くなるのが当然です。
希望を見出したい気持ち、諦めの気持ち、怒りの気持ち、やるせない想い、色々な気持ちが出てきて混乱もします。
それでも、これ以上自分の心を傷つけないように、できる限り自分の心を守ってあげましょうね。
そのためのサポートブックでもありますので、できるだけ繰り返し読んでいただいて、自分の心を守ってあげることに全力を注ぎましょう。
note限定記事
<読むだけでカウンセリング〜解決へと導くサポートブック>
「夫の不倫問題に対処するためのサポートブック」(夫の不倫が継続中の方向け)
「夫の不倫で傷ついた妻の心を回復させるサポートブック」(夫の不倫が終わっている方向け)
●カウンセラーのNAOKO(松宮直子)のプロフィールはこちら
不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。H28 5月〜富山県から東京へ拠点を移しました。更に活動の幅を広げていく予定です。
相談実績2,500件以上 主に、夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングや、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。