不倫をしている夫にどのように対処をしたらいいのかわからない

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。

 

夫の不倫が発覚すると、想像を絶する衝撃(強いショック)と共に、「なんとか不倫を止めさせないと」「夫を取り戻さないと」そんな気持ちになります。

 

特に、発覚してから数か月(半年)ぐらいは、「どのようにしたら夫を取り戻せるか」しか考えられなくなり、必要以上に夫に気を遣ったり、怒らせないようにしたり、良い妻をがんばったりしてしまうこともあります。

 

心がボロボロの状態で頑張っていても、「それでも夫が不倫を止めない・・だったらどうしたらいいんだ!」とパニックにもなります。

 

更に、夫の熱病状態が酷いと、妻に対して「離婚だ!」と詰め寄ったり、暴言、無視をしてくることもあります。

 

「そんなに私のことが嫌いなのかな・・このままだと捨てられてしまうかもしれない・・」という不安と怖れから、「もっと夫に好かれる妻にならないといけない」との思いが強くなります。

 

不倫をしている夫の多くは、自分の不倫を正当化して「俺が不倫をしたのは、妻が悪いからだ」という思考なので、そのように頑張っている妻を見ると、更に夫の「歪んだ思考」が強化されてしまうことがあるんですね。

 

「ほ〜ら、見ろ。やっぱりお前が悪いんだよ。俺が不倫をしたのは、お前が〇〇しなかったからだ!」とのように。(そう思い込みたいので、より強化されます)

 

ここまで来ると不倫をしている夫は天狗状態です。「俺様」にさらに拍車がかかり、妻に対して奴隷的な扱いをすることもあります。

 

このような夫の場合、自分の不倫を正当化し続ける方が楽なので(責められることもないし、不倫を止める必要もない)、なかなか俺様的な態度や不倫が終わることありません。

 

俺様的な態度を取られた妻は「私が悪かったからだ」と思い込まされますし、自信もなくなります。

 

自信がなくなっている状態では、真っ向から夫にぶつかることもできません。

 

 

私も過去に犯罪を犯したある人と真っ向からぶつからなければいけない事件がありました。

 

ただ、事件当初はショックのあまり、自己否定感や無力感が激しく、「自分も悪かったのではないか・・」と自分を責めました。

 

そして「自分にも非があったのだから、こんなことになったんだ」と「自分を悪者」にすることで事態を収めようとしていました。

 

一部の人からも「大事(おおごと)にしないほうがいい」「あなたにも非があったんじゃないの?」と言われ、益々自信がなくなり、このまま泣き寝入りするしかないのか・・と思ったこともありました。

 

でも、そんな時に救ってくれたのは、私の周りにいた大切な人達です。

 

「あなたは何も悪くない。」

 

どれだけ自分の心を救ってくれたか計り知れません。救いがあったからこそ、立ち上がり、ぶつかっていく力と勇気が芽生えたのです。

 

 

まずは、周りの方に支えてもらいながら、少しずつ「自分を取り戻すこと」から始めていく必要があります。

 

「夫が不倫をしたのは妻のせいではない」

 

このような「正常な思考」を取り戻していくことから始めていきます。

 

できるだけ自分(妻)の味方を増やしていきましょう。

 

 

次に、日々の生活の中で「自分の欲求を知る」訓練をしていきます。

 

夫に不倫をされることで、自分の価値がわからなくなり、妻としても女性としても自信を失ってしまいます。

 

「今まで自分がやってきたことは間違っていたのだろうか?」と全否定されたような感覚にもなります。

 

少しずつ心が落ち着いてきたら、自分の感情と向き合っていくことが大切です。

 

自分の感情を知ることで、徐々に「自分はどうしていきたいのか?」が見えてくるからです。

 

感情がわからないと、「どうしたいのか?」さえもわからなくなります。

 

その為にも、日々の生活の中で少しずつ自分を取り戻すための訓練をしていきます。

 

「夫の気持ちを取り戻すために、夫に美味しいコーヒーを入れてあげる」という思考だった場合には、「今、私は夫にコーヒーを入れたいのかどうか」という視点から、自分の心に問いかけます。

 

残念ながら「〇〇をしたら、必ず夫が戻ってくる」という魔法はありません。

 

夫にコーヒーを入れることで安心感を得られることが目的であるならば良いのですが、「夫の気持ちを取り戻すため」が目的になってしまうと、上手くいかなかったときに「裏切られた」ような気持が強くなってしまいます。

 

「全ては夫次第」という思いが強くなり、自分の人生の全てを握られてしまったような無力感を感じます。

 

辛い現実ですが、少しずつ現実を受け入れた上で、「自分はどうしたいのか?」を探っていくしかないのです。

 

他人をコントロールすることはできなくても、自分のことはコントロールできます。できないことをするよりも、できることに重点を置きましょう。

 

日々の生活から少しずつ自分の欲求が見えてくることで、自分が何を感じ、何をしたいのかが見えてきます。

 

夫に酷いことを言われたとき、無視をされたとき、自分を大切に扱うことができていれば「酷い・・それは止めて欲しい」という感情が芽生えます。

 

そして、自分を守るためにその感情を夫に伝えることができるようになります。

 

 

私のカウンセリングは、「〇〇したら夫は戻ってきますよ」とのような魔法のカウンセリングではありません。(そんなもの世の中にはありませんから)

 

不倫の状況、夫の心理状況や妻との距離感などを分析し、妻がどうしていきたいのかに最大限に寄り添いながら、一緒に今後の対策を考えていく形を取っています。
「どうしたいのか?」がわからないときは、一緒に探っていきます。

 

カウンセラーが「〇〇した方がいいですよ」というのは、カウンセラーにとっても、ご相談者さんにとっても一番楽な方法です。

 

でも、それが本当に「ご相談者さんのためになるか」というと、それは違います。

 

本来、ご相談者さんが持っている自己解決能力を奪うことになります。

 

今後も自分の力で考え、行動する機会を奪ってしまうわけですから、何か問題が起こったときは「常に」カウンセラーが指示を出すまでは動けなくなってしまいます。

 

混乱しているときだからこそ「答えを求めてしまう」(答えを委ねてしまう)と思うのですが、そこを乗り越えたときに初めて「あらゆる問題」も解決できる力がつくのです。

 

多くの方に読んでいただいているサポートブックでも、自己解決能力を最大限に引き出し、適切に夫の不倫問題に対処できるようにサポートしています。

 

どんな人でも「自己解決能力」は持っているのです。

 

時間がかってもいいんです。何年かかってもいいんです。

 

沢山考え、葛藤を繰り返す中で「自分はどうしていきたいのか?」が見えてきますから。その時間は、一秒たりとも無駄にはなりません。

 

夫の人生ではない、自分の人生を歩いていくために。(離婚する、しないに関係なく)

 

どうかご自分の力を信じて欲しいと思います。

 

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不倫をする人の心理や対処法

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。H28 5月〜富山県から東京へ拠点を移しました。更に活動の幅を広げていく予定です。

 

相談実績2,500件以上 主に、夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングや、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。

 

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