絶望の中にある一筋の光

こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。

 

2年ほど不倫をしていた夫がようやく戻ってきた方がいました。

 

不倫→不倫が発覚→夫が家を出る→不倫相手と同棲という最悪な状況でした。

 

家を出たのが早かったので、実に2年ほど別居状態だったんですね。

 

夫が不倫中の間、ずっとカウンセリングをさせていただいていたのですが、2年という期間はとても長いです。

 

ご相談者さまは、何度も絶望と希望の中にいました。

 

私ができることは絶望と希望の中にいるご相談者さまを支えること。

 

一筋の希望を見失わないように、真っ暗な暗闇でそっと寄り添う道案内人でいることでした。

 

この方には、先日、貴重なご感想を頂いています。

 

 

やはり、上記のような最悪な状況では、一筋の希望でさえも見失ってしまうこともあるのです。

 

でも、私は必ず夫は戻ってくると信じていました。

 

夫の言動などを見ていても、あと少し・・あと少し・・と思っていました。

 

最後の方では、ご相談者さまも「覚悟も必要なのかな・・」という気持ちも持たれていました。

 

最悪な事態も想定されていました。

 

そんな状況でも、私はご主人が戻ってくることを信じていました。

 

この方も、心の奥底では信じていました。

 

「もうダメなのかな・・・」

 

「きっと女を選ぶだろう・・」

 

「離婚しかないのかな・・」

 

と絶望の気持ちで支配されてしまっても無理もありません。

 

ただ、そんな絶望を感じることで、「自分の心を守っている」のです。

 

自分の心をなんとか保つために「絶望感」というものが共存しているのです。

 

 

絶望と期待が繰り返されると、気持ちのアップダウンも激しくなりますよね。

 

期待をしていたことが少し起きた後に、一気に絶望を感じる事態が起こると、気持ちも一気に落ちていきます。

 

それを繰り返していくと心もどんどん疲弊していき、絶望感で支配されていきます。

 

この絶望で支配されているときは、心を休ませてあげているときなんですね。

 

 

「諦め」や「絶望」を感じることで、最悪な事態を想定しての気持ちの準備ができたり、覚悟ができたりするのです。

 

ですから「絶望」を感じている=「あきらめ」「終わり」ではなく、

 

自分の心を守り、再び立ち上がるための準備をしているのです。

 

ご相談者さまからすると絶望を感じているときは、「夫が戻ってくる」と信じられないものです。

 

そんな中でも「絶対に戻ってくることを信じている」ということを一人でも信じ続けることが大切だと思っています。

 

万が一、戻ってこなかった場合でも、「夫がいなくても幸せに生きていけるであろう」という自信を確立していくことも大事です。

 

 

今、絶望の中にいる方もいると思いますが、絶望を感じているときは

 

「最悪な事態を想定することで、自分の心を守っていること、一筋の光を見出そうとしていること」

 

を忘れないでくださいね。

 

私自身、思春期の頃は、生きているのが辛すぎて「いつ死のうか」ということばかり考えていました。

 

「もうすぐ死ぬのだから、すぐにラクになれる」

 

と思うだけでも、1日を生きる「希望」となりました。

 

辛いときほど、時の流れが永遠に感じますからね・・・。

 

何もわからないながらも、ある意味、自分を守っていたのでしょう。

 

「死」を考えることで、「生」も同時に感じていましたから。

 

 

どんな状況にあっても、本当の意味で人生が絶望で支配されてしまうことはありません。

 

死の淵まで行ったら、もう上がるしかありません。

 

これ以上の下はありませんから。

 

支えてくれる人が一人でもいれば、何かしらの光を見つけることはできます。

 

光を見つけるまでは時間がかかったとしても、支えてくれる人がいれば必ず光も見えてくるときがきます。

 

信じることができなくてもいいんです。周りに一人でも信じてくれている人がいれば大丈夫ですよ。

 

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。H28 5月〜富山県から地元でもある東京へ拠点を移しました。更に活動の幅を広げていく予定です。

 

相談実績3,000件以上 カウンセラー歴10年 主に、夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングや、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

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