不倫をしている夫に怒りや憎しみを抱えていると、破たんに向かう?

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。

 

最近、よく出回っている本や情報で

 

”思考は現実化する”

 

”引き寄せの法則”

 

”人を憎むと、自分に返ってくる”

 

というものがありますよね。

 

これは、合っていると言えば、合っている。

 

しかし、間違っていると言えば、間違っている。

 

時と場合、状況で変わってきますね。

 

 

ご相談者さん

 

「思考は現実化すると言うじゃないですか?不倫をしている夫に対して、怒りや憎しみを抱えているとそれも現実になってしまい破たんしそうで怖いんです」

 

カウンセラーNAOKO

 

「確かに、思考は現実化します。但し、それは不倫問題に当てはめてはよくないと思います。

 

特に感情が大きくかき乱されない状況で、普段の生活でずっと夫と仲が悪くなることを想像をしていると、本当に仲が悪くなってしまうことはあります。

 

仲が悪くなることを想像をすることで、身体が重くイヤな感覚になり、夫といても気分が悪くなります。

 

気分が悪い人の傍にいたくはないですよね。そこに距離が出てきます。

 

ただ、不倫問題というのは、感情が大きくかき乱されるのが普通です。そこで感情に蓋をしてしまうと、心の回復がぐんと遅くなります。

 

遅くなるどころか悪化してしまうことも多いのです。」

 

ご相談者さん

 

「じゃあ、怒りや憎しみが出てきても、ちゃんと感じてもいいのですね。」

 

カウンセラーNAOKO

 

「そうですよ。思考が現実化するという考えは、できるだけポジティブな場面において使うといいでしょう。

 

例えば、私のケースで言うと、「いつかワークショップを開いて、一人でも多くの方と出会い、その場で癒しをもたらすことができればいいなぁ」となりたい自分を想像していました。

 

その時は、ワークショップを開いている自分を想像し、聴いている人たちが少しずつ心が癒されていったり、新たな視点を見つけることができる場面を想像していました。
実際、行動が伴い、現実化しました。

 

このように、「なりたい自分の姿」「ありたい自分の姿」を想像して、そこにドキドキやワクワク、癒しの感覚などが入れば、少しずつ行動として伴うのです。

 

ですから、思考は現実化するに関しては本当ではあるのですが、辛い感情を抱えているときは気にせず吐き出すことが大切です。

 

ここでは思考は現実化するは切り離しましょう」

 

ご相談者さん

 

「それを聴いて安心しました!いつもネガティブな感情が出ると、現実になったらどうしよう・・と思うので、ネガティブな感情を感じることに罪悪感を持っていました」

 

カウンセラーNAOKO

 

「夫と仲良くなりたい未来があるのであれば、それを想像してみることも良いことです。ただ、ネガティブな感情が出てきたときはそれを感じきるよりは、一旦外に出してあげましょう。

 

ポジティブな感情は、全身で感じることで現実化します。ネガティブな感情は、吐き出したりすることで一旦自分から切り離してあげることが大切です。

 

切り離す=感じないようにするのではなく、全身で感じてしまいそうになったら紙に書き出したり、ブログに書き出したり、人に聴いてもらって”自分と感情との距離を作ってあげる”のです。

 

そうすることで、それが”現実化する”ということは防げます。気持ちも少し軽くなるはずです。

 

思考を現実化するためには、”全身で感じきる”ということが必要不可欠です。

 

現実化せずに、気持ちを楽にするためには、感情の切り離しが大切です。

 

ちなみに、ポジティブな感情を全身で感じきることを専門用語で”アソシエイト”といいます。ネガティブな感情を一旦切り離すことを”ディソシエイト”といいます」

 

 

ということで、”思考は現実化する”ということは事実ではありますが、ネガティブな感情の場合は吐き出したり、書き出したりすることで現実化することは防げます。

 

夫が不倫をしている状態で、怒りや憎しみ、悲しみをなくす・・というのは不可能です。

 

ずっと怒っているのもエネルギーを使って疲れてしまうのですが、そのときは心が自然と「怒りを感じにくくしてくれる」ことでコントロールを取ってくれます。

 

頭で考えていることだけでは、どうしても無理が生じてしまいます。

 

心にそむいて無理をしてしまうと、後々反動がきてしまいます。

 

不倫をしている夫と一緒にいるときでも、楽しいと感じることもあるでしょう。そのときは、その想いに自然に任せることです。

 

怒りや憎しみ、悲しみが出てくることは沢山あるでしょう。

 

そんなときは、一人きりで感じるのではなく、人に聴いてもらったり、書き出しりして感情を切り離してあげましょう。

 

そうやって、自分のその時々の感情を大切にすることで、自然と自分が望む未来が切り開いていきます。

 

頭ばかりで考えてしまいそうなときは、心に耳を傾けるように意識してみましょうね。

 

心はどう感じているのか?を掴むには、自分の身体感覚にも意識を向けてみましょう。

 

胸が息苦しい、胃が重い、身体がだるい、やる気がでない・・・

 

こんなときは、心が苦しがっている証拠です。

 

苦しい思いを外に出してあげましょう。

 

 

その積み重ねが前に進む一歩に繋がりますからね。

 

 

<関連記事〜不倫の対処について>

 

「夫に不倫を止めてもらう最善の方法」

 

 

note限定記事

note限定記事(一部有料)

 

サポートブックのような内容の濃い記事を、単発記事にしました。

 

お得なマガジンか、単発記事での購入かを選べます^^

 

不倫をする人の心理や対処法

 

<読むだけでカウンセリング〜解決へと導くサポートブック>

 

「夫の不倫問題に対処するためのサポートブック」(夫の不倫が継続中の方向け)

 

「夫の不倫で傷ついた妻の心を回復させるサポートブック」(夫の不倫が終わっている方向け)

 

 

累計部数1600冊以上になりました!

 

 

サービス・料金・ご予約状況はこちら

 

不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。H28 5月〜富山県から地元でもある東京へ拠点を移しました。更に活動の幅を広げていく予定です。

 

相談実績3,000件以上 カウンセラー歴10年 主に、夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングや、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。

 

最新記事情報は、ブログにてお知らせしています!

 

 

 

 

ページの先頭へ戻る