夫に指摘をするのが怖い
こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。
最近の夫の行動が怪しい・・
女の影があるように感じる・・と思っても、決定的な証拠がなかったり、証拠があったとしても、それを「現実として認める」こともが怖いときがありますよね。
「何か怪しい・・」と思っても、果たしてそれを突き詰めて、夫に真っ向から対抗ができるのか?と思うと、なかなか勇気が出ないこともあると思います。
突き詰めたところで「離婚」になってしまったらどうしよう・・
子供のことはどうしよう・・まだお父さんを必要としているのに・・
離婚されたらどうやって生活をしていけばいいの?
と「現実的なこと」が頭をぐるぐる回ります。
色々と考えたけれど、
「やっぱり今はまだ離婚はできない」
「だから、子供が〇歳になるまで我慢をしよう」と思って、自分の気持ちを封じ込めてしまう。
明らかに夫は怪しいけれど、それでも言えない・・。
朝帰りが増えたけれど、それでも言えない・・。
Yシャツにファンデーションがついているけれど、それでも言えない・・。
見ないようにしないと。これ以上、証拠を探さないようにしないと。
気が付いたら、何年も月日が経っていた。
でも、夫の不倫はまだ続いているような感じ・・。
それでも、まだ「言うべきタイミングではない」と感じ、更に自分の気持ちを封じ込めてしまいます。
「なんとか子供が大きくなるまで踏ん張るんだ」
「夫はお金を入れてくれるだけマシだと思わないと・・」
「夫は帰ってきてくれているからまだ大丈夫・・」
必死に自分に言い聞かせて、何度も何度も自分の気持ちを無理やり封印してきた。
ただ、いつしか夫に何も言えない自分に嫌気が差してきた。
「なぜ、自分は何も言えないのだろう・・」
「こんなに弱くてどうするんだ・・」
今度は、自分を責め始めてしまい、どんどん苦しくなってくる・・。
実はこんな風に沢山の葛藤や思いを抱えながら、不倫をしている夫と生活をしている方も多いのです。
でも、そうなっても無理もないですよね。
今まで一生懸命、夫に尽くして、子育てや家事をがんばってきて、いきなり「夫に離婚宣告」されたらどうしよう・・って思いますからね。
ましてや不倫をしているわけですから、妻としても自信がなくなっているのです。
特に、女性は結婚をして子供を産み育て・・という経緯を辿ると、独身の頃よりは経済面でも不安定になります。
今まで「居た」人が「いなくなるかもしれない」って感じるだけで、不安と恐怖でしかないと思うのです。
もちろん、理想としては、「不倫が発覚」→「夫に不倫を止めてもらうように伝える」→「夫が不倫を止めて反省をする」がベストです。
ただ、どう想像しても夫は「逆切れ」「言い逃れ」「離婚と言って逃げるのでは?」と思う人もいるのです。
そのような夫も多いのが現実です。
そうなると「不倫のことを指摘」するだけでも「相当な覚悟」と「勇気」が必要なわけです。
夫に不倫のことを指摘できないまま何年も・・それどころか十年以上も経ってしまった・・ということもあります。
そして、その期間ずっと我慢をして耐えてきた分だけ、更に夫に指摘をすることを踏みとどまってしまうこともあります。
「今言ってしまったら、今までずっと我慢をして耐えてきたことがムダになってしまう」
そのように感じてしまうこともあるでしょう。
「でも、夫に言えない自分にもいい加減に嫌気が差す・・」と自分を責め続けてしますこともあるでしょう。
自分がどうしたいのか?何がしたいのか?これからどうしていきたいのか?もわからなくなってきてしまうんですよね。
ずっと仮面を被ってきた分、何が本当の自分かもわからなくなります。
でも、それだけ「夫に何も言えない期間」があったとしても、自分を責めないで欲しいのです。
誰だって怖いです。いつ放り投げられるかわからない不安は恐怖でしかないもの。
とにかく、生きていかないといけない。子供を育てていかないといけない。
色々な責任や不安が付きまとうからこそ、怖くて言えなくなってしまうのだから。
大事なことは、
過去を振り返って「夫に何も言えなかった自分を責める」のではなく、そんな状況でも「守るべきものを守り、耐えてきた自分」を認めてあげて下さい。
夫が不倫をしているかもしれない状況下で、普通の生活を続けることは大変なことです。
自分の気持ちを抑え続けることも、地獄のような日々だったと思うのです。
それでも、その時は「そうせざるを得なかった」。
それが「あの時の私の精一杯のベストだったんだ」
こんな風に考えて欲しいんですね。
「どうして、あの時、私は言えなかったのだろう?」というのは、「今の自分」だから思えることなのです。
あの時はあの時の気持ちがあって、「今の自分」ではない。
振り返って自分ができなかったこと、言えなかったこと、行動できなかったことがあったとしても、「その時の自分」にはそれが精いっぱいだった。
そんな風に認めてあげることから始めて欲しいです。
何も悪いことなどしていないのだから。
決して、自分を責めることだけはしないで下さい。
ブログでも、このことについて触れました。
良かったら読んでいただけると嬉しいです。
note限定記事
<読むだけでカウンセリング〜解決へと導くサポートブック>
「夫の不倫問題に対処するためのサポートブック」(夫の不倫が継続中の方向け)
「夫の不倫で傷ついた妻の心を回復させるサポートブック」(夫の不倫が終わっている方向け)
●カウンセラーのNAOKO(松宮直子)のプロフィールはこちら
不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)
1974年 東京生まれ。H28 5月〜富山県から地元でもある東京へ拠点を移しました。更に活動の幅を広げていく予定です。
相談実績3,000件以上 カウンセラー歴10年 主に、夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングや、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングを行っています。
ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。
口コミで知名度も上がり(ありがとうございます)、リピート率も高いため、最も予約が取りづらいカウンセラーと化しています(^_^;)。
最新記事情報は、ブログにてお知らせしています!