不倫をしている人に「正論」は通用しないの?

 

こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。

 

ブログ(夫婦問題・不倫問題改善カウンセリング〜明日へ架ける橋」のコメント欄内で「不倫をしている人に正論を言っても通用しないのでしょうか?」というご質問をいただきました。

 

基本的に、「不倫熱」真っ最中の人に「どんな正論を言っても通用をしない」のは確かです。

 

不倫熱状態が強いと、冷静に考えることもできなくなりますし、偏った思考にもなりがちだからです。

 

罪の意識と自身の行動に対する矛盾を一致させるために、「不倫を正当化すること」ばかりを考えます。

 

ただ、「不倫がこのまま続くことでどうなるのか?」という家族と自身の身の上に起こる影響を全く伝えないと、不倫をしている歪んだ思考は何も変わらないままです。

 

サポートブックでも「伝えるタイミング」や「伝え方」について記載していますが、ここでも「タイミング」が重要です。

 

最初の段階で伝えることも大事なのですが、全く聞く耳を持たない場合は、不倫熱状態が落ち着いてきた頃に「何度か繰り返し」伝えるようにしてみて下さいね。

 

「何度か繰り返し」というのが重要で、一回や二回伝えただけでは何も伝わりません。

 

そもそも不倫という行動に駆られているのは「無意識」による力が強いので、何度か繰り返し伝えない限りは「歪んだ思考」は修正はされないのです。

 

 

不倫をしている人は、「想像をする力」が欠如していることが多いので、できるだけ「先の未来を想像」してもらいましょう。

 

・夫が不倫を続けることによって、妻や子供がどんな気持ちになっているか

 

・不倫を続けることによる不倫相手の影響や不倫をしている夫自身の影響

 

もし、夫が妻に対して誤解がある場合は、その誤解も解きましょう。

 

不倫をしている人の大半は、

 

「妻から評価されていない」

 

「妻に必要とされていない」

 

「妻には金運び屋だと思われている」

 

「妻は子供だけがいればいいんだ。俺は必要はない」

 

このような思い込みを抱えていることが多いです。

 

 

何度か繰り返し伝えてこられている方は、夫が「不倫という幻想の世界」から戻ってこられている方もいます。

 

不倫は一種の中毒でもありますので(依存性がある)一筋縄ではいかないですが、夫に目を覚ましてもらうために「しっかり伝えていきたい!」と思っている方は、何度か繰り返し伝えてみることをお勧めします。

 

ただ、夫が不倫中の場合は、妻の心も疲れ果ててしまいます。

 

疲れて夫に何も「伝える気がしない」場合は、「何もしない」ことも大切です。

 

最終的には、「自分は伝えたいのか、伝えたくないのか」「今は何かアクションを起こしたいのか、ほおっておきたいのか」という心の声を聴いて、その心の声に従って下さいね。

 

様々な方法論で振り回されてしまうこともあるかもしれませんが、最終的に「自分はそれをしたいのかどうか?」ということを大事にすることで、自分の心を守ることができますからね。

 

 

<関連記事〜不倫の対処について>

 

「夫に不倫を止めてもらう最善の方法」

 

 

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不倫問題専門 心理カウンセラーNAOKO(松宮直子)

 

1974年 東京生まれ。H28 5月〜富山県から地元でもある東京へ拠点を移しました。更に活動の幅を広げていく予定です。

 

相談実績3,000件以上 カウンセラー歴10年 主に、夫の不倫問題に対処するためのカウンセリングや、夫の不倫後の妻の心のケアのカウンセリングを行っています。

 

ご相談者さまの「心に寄り添い」「最大限に自己解決能力を引き出す」ことを何よりも大切にしています。

 

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